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肉食獣と草食獣が恋する『BEASTARS』!?種族の違いを考える硬派な漫画

(C)米スタジオ・Boichi/集英社
画像:『Dr.STONE』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトより引用

BEASTARSとは

様々な動物の獣人が生活する世界で、主人公のハイイロオオカミのレゴシが、ウサギのハルに恋をして、肉食獣と草食獣がいがみ合う世界の中で成長していくストーリー。

『BEASTARS』のオススメレビュー

獣人が生活する世界で生き抜く、肉食獣としての主人公レゴシの葛藤と成長が見ていてすがすがしく、甘酸っぱいストーリーである

肉食獣と草食獣が、一見問題なく共存しているかのようで、裏では食害事件が起きているというのは、現代の男女格差やLGBTの格差、貧困格差など、様々な格差を強調していて、考えさせられるものがある。

そんな世界で肉食獣と草食獣が恋に落ちるというストーリーで、なかなかくっつかないレゴシ(狼)とハル(うさぎ)の恋模様は、じれったいようで、どこかかわいらしい。二人が会話しているところを見ると、なんで付き合ってるんだ?とも思うが、互いに互いの心配りに気づき、それを好意的に思う様は、人と人でも変わらない、恋愛関係を気づいていく上で大切なことなのだと気づかされる。

また、レゴシの成長も見ものである。最初は自分が怖がられる存在だからできるだけ目立たないように生きていこうとしていたのが、それでは大切な人を守ることができないということに気づき、逆に強くなっていくのは、悲しくもあり、同時に健気さに胸が打たれる

また、主人公のよき友でありライバルでもある先輩のルイ(鹿)も、草食獣でありながら、その弱さを隠そうとして強そうにふるまっていたが、レゴシと出会い、いろいろと道を踏み外して、弱さを受け入れ、体でなく心が強くなっていく様は応援したくなる。草食獣と肉食集の確執はなかなかとれないが、今後の展開に期待している。

(17巻までのレビュー)